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令和 2年 9月10日文教こども常任委員会−09月10日-01号

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  1. 門真市議会 2020-09-10
    令和 2年 9月10日文教こども常任委員会−09月10日-01号


    取得元: 門真市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-27
    令和 2年 9月10日文教こども常任委員会−09月10日-01号令和 2年 9月10日文教こども常任委員会     令和2年 第3回定例会          文教こども常任委員会記録出席者氏名出席委員(6名)  委員長  森  博孝   副委員長  大西 康弘  委 員  坂本大次郎   委 員   後藤 太平  委 員  坂本 拓哉   委 員   今田 哲哉 ・説明のために出席した者  副市長    下治 正和   副市長   三原 淳子  教育長    久木元秀平   副教育長  邉田  憲  こども部長  内田  勇   教育部長  満永 誠一  その他関係職員 ・職務のために出席した議会事務局職員  局長    岡 一十志   次長兼課長  丹路 保浩  課長補佐  笠置 真記   主査     西脇  優  係員    西川 祥平   係員     岸ケニー龍之介
    付託議案  承認第14号 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度門真市一般会計補正予算(第7号)について)中、所管事項  承認第15号 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度門真市一般会計補正予算(第8号)について)中、所管事項  議案第61号 動産の取得について  議案第66号 門真市附属機関に関する条例の一部改正について  議案第69号 門真市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第70号 門真市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第71号 門真市立保育所条例の一部改正について  議案第72号 令和2年度門真市一般会計補正予算(第9号)中、所管事項  令和2年9月10日(木)午前10時開会 ○森博孝 委員長  ただいまから文教こども常任委員会を開会いたします。  開会に当たりまして、下治副市長の御挨拶を願います。 ◎下治 副市長  おはようございます。委員各位におかれましては、早々に御出席を賜り、まことにありがとうございます。  文教こども常任委員会に付託されました案件は、承認第14号、専決処分の承認を求めることについて、すなわち令和2年度門真市一般会計補正予算(第7号)中、所管事項についての外7件となっております。  何とぞ慎重に御審査の上、御決定賜りますようお願いを申し上げまして、まことに簡単ではございますが、開会の御挨拶とさせていただきます。本日はどうかよろしくお願いいたします。 ○森博孝 委員長  本会議に引き続き新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、委員会室でのマスク着用アルコール消毒液使用の御協力をお願い申し上げます。  傍聴される皆様も同様の御協力をお願い申し上げます。  また、換気のため委員会室の窓を開放しておりますので、御了承願います。  加えて、おおむね1時間ごとに15分程度の休憩をとることといたしますので、重ねて御了承願います。  審査に先立ち、委員並びに理事者の皆様にお願い申し上げます。委員会記録作成上、録音を行いますので、質疑、答弁など発言に当たっては、私から指名後、起立し、大きな声で明確にお願いします。なお、答弁に当たっては、所属、職位を発言の上、お願いいたします。また、コロナ禍での効率的な議事運営に資するため、議会運営委員会での申し合わせのとおり、委員におかれましては、質疑等または所管事項に対する質問を行う際には、項目をまとめて明瞭簡潔に行うよう、御理解と御協力をお願い申し上げます。理事者におかれましても、答弁内容を明瞭簡潔に行うよう、御理解と御協力をお願い申し上げます。なお、携帯電話及びタブレット端末についてはマナーモードにしていただきますよう、よろしくお願いいたします。  これより本委員会に付託されました8議案を議題といたします。  この際申し上げます。承認第14号中、所管事項、第15号中、所管事項、議案第61号、第66号及び第69号から第72号中、所管事項までについては、議会運営委員会の決定により提案理由の説明を省略することといたしますので、了承願います。 ──────────────────────────────────── ○森博孝 委員長  それでは、承認第14号、専決処分の承認を求めることについて、すなわち令和2年度門真市一般会計補正予算(第7号)について中、所管事項を議題といたします。  直ちに本件に対する質疑に入ります。後藤委員。 ◆後藤太平 委員  おはようございます。それでは、早速ですけれども、補正予算第7号において、今回学校サポートスタッフの3名分の追加予算が計上されています。学力向上に向けて教員の授業力向上子どもと向き合うための時間を確保することは大変重要であり、そのための人的・物的支援については、さらに行うべきだと考えていますが、教育委員会のお考えをお聞かせください。 ◎川谷 学校教育課参事  現在、本市においては学校における人的支援として、学校サポートスタッフの配置を近隣市に先駆けて行っておりますが、今回、新型コロナウイルス感染症対策のために予期せず純増した教員の業務の負担軽減を目的として、学校サポートスタッフの未配置校への追加配置を行うべく、3名の追加のための補正予算について、特に緊急を要するものとして市長に専決処分をいただき、取り組みを進めております。  委員御指摘のとおり、教員の授業力向上のための教材研究や研修など自己研さんをするための時間、また、子どもと向き合うための時間を確保していくことは、教育委員会といたしましても大変重要であると認識しており、今般のような非常時では特に、児童・生徒の心のケア等の観点からも重要性がさらに高まっていると考えております。  現在策定に向けて議論を進めている、子どもたち学力向上を目指したアクションプランにおいても、教員の時間の確保の観点からも検討を進めており、中学校における部活動指導員の配置や勤務時間外の電話対応のための自動音声ガイダンス導入等の人的・物的支援について、引き続き検討してまいります。 ◆後藤太平 委員  質疑ではないんですけれども、所感だけちょっと申し上げたいと思います。  今回、学校サポートスタッフを未配置校追加配置することにより、市内全ての小・中学校に配置されたことになるというふうにお聞きいたしました。これで教員の雑務が少しでも削られることを願っております。一方で、学校の現場では多岐にわたる問題があったり、また、教員のすべき仕事が多過ぎて、なかなか教員が授業力向上に向けた研さんに時間が割けないほどであるというふうにも聞いております。小学校でも英語の授業が開始されたり、GIGAスクール構想により生徒一人一人にパソコンの端末が配付されることによって、教員は今までになかったことをさらに教員自身が学び、子どもたちに教えていかなければなりません。  今回は学校サポートスタッフについての予算の議案でありましたけども、ハード面では学校のデジタル化やICTの推進、また、ソフト面では、例えば、教科担任制や教員の仕事の分業化など教員の授業力向上に向けた研さんを深める環境をしっかり確保していかなければ、子どもたち学力向上にはつながっていかないというふうに思っております。  市長が施政方針の中で3年で学力向上の結果を出すと、決意を表明されているわけです。今こそ子どもたちのために学校のあり方、教員の働き方改革を推進していってください。門真市が教員にとって働きやすい環境であるとなれば、有能な教員もこの門真市に集まってくるのではないでしょうか。  また、この門真で子育てをしたいという人の流入にもつながってくるのではないでしょうか。限られた予算で何ができるかは非常に悩ましいところではありますが、教育長初め、理事者の皆さんにはさらなる奮闘を期待いたしまして質疑を終わります。  以上です。 ○森博孝 委員長  ほかに質疑はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより承認第14号中、所管事項を採決いたします。  本件は承認することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。  よって承認第14号中、所管事項は承認すべきものと決しました。 ──────────────────────────────────── ○森博孝 委員長  次に、承認第15号、専決処分の承認を求めることについて、すなわち令和2年度門真市一般会計補正予算(第8号)について中、所管事項を議題といたします。  直ちに本件に対する質疑に入ります。坂本大次郎委員。 ◆坂本大次郎 委員  議案書48ページ、9款教育費、2項小学校費、3項中学校費についてお伺いいたします。  今回の補正予算市立小・中学校スポットクーラーを導入することになったとのことですが、その経緯について教えてください。 ◎十河 教育総務課長  国における第2次補正予算の成立に伴い、学校保健特別対策事業費補助金が創設され、新型コロナウイルス感染症対策熱中症対策等で必要となる物品等の購入を行う小・中学校に対して、児童・生徒の規模に応じた補助金が交付されることとなりました。この制度に基づき、各学校の実情を踏まえ必要となる物品等の購入を検討している中で、酷暑における熱中症に対する対策が必要と考え、体育館にスポットクーラーを導入することといたしました。 ◆坂本大次郎 委員  各スポットクーラーは各校の実態に合わせた台数を導入するとのことですが、導入スケジュールを教えてください。 ◎十河 教育総務課長  スポットクーラーにつきましては、教育委員会で入札による一括購入を行っており、現在、落札業者との契約手続を行っております。学校への納品につきましては、可能な限り早期に実現してまいりたいと考えております。 ◆坂本大次郎 委員  スポットクーラー導入後の運用方法を教えてください。 ◎十河 教育総務課長  運用方法につきましては、学校における体育の授業での使用はもとより、クラブ活動学校行事での使用、加えて災害時には学校体育館避難所となることから、避難者に対する熱中症対策としての使用等も想定しております。 ○森博孝 委員長  ほかに質疑はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより承認第15号中、所管事項を採決いたします。  本件は承認することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。  よって承認第15号中、所管事項は承認すべきものと決しました。 ──────────────────────────────────── ○森博孝 委員長  次に、議案第61号、動産の取得についてを議題といたします。  直ちに本件に対する質疑に入ります。大西副委員長。 ○大西康弘 副委員長  議案第61号、議案書54ページ、55ページの動産の取得、すなわち学習者用端末の取得について質疑させていただきます。  新型コロナウイルス感染症の拡大により学校が休校になったことで、教育のICT化の必要性が認識され、家庭でのオンライン授業を進めるためのGIGAスクール構想は当初2019年から5年をかけて進められる予定だったものが、本年度中の実施へと大きく前倒しされました。  新型コロナウイルス感染症はいつおさまるかわからないため、今後も断続的に休校になる可能性があり、そうした中、休校による授業の遅延や子どもたち学力低下を防ぐため、オンライン授業の整備は非常に重要であり、子どもたち教育機会損失を防ぎ、進学や進級をスムーズに進めるために役立つことが期待されております。  このような理由から市民の方々、特に児童・生徒を持つ御家族の方々からは、いつになったらオンライン授業ができるようになるのか、不安だからできるだけ早く家庭でも勉強ができるようにしてほしいというような声が寄せられております。  そこで、本市が今回導入する学習者用端末の配付時期はいつごろを予定しておられるのか、お聞かせください。 ◎渡辺 教育企画課長  学習者用端末を学校へ配付する時期につきましては、令和3年2月ごろを予定しております。 ○大西康弘 副委員長  ありがとうございます。端末の配付が来年の2月ごろになるとのことですが、市民の多くの方が1日でも早い配付とオンライン授業の開始を待っておられます。この時期になる理由についてお教えください。 ◎渡辺 教育企画課長  導入予定学習者用端末は、クラウドコンピューティングの利用、つまり、インターネットが接続できる環境での利用を想定したものであり、現在、並行して進めております学校の無線LAN環境の構築とあわせて活用が可能となるものです。学校の無線LAN化整備につきましては夏季休業期間に全20校の整備を予定しておりましたが、夏季休業期間の短縮により、現在、土・日等の休日を活用しながら順次整備を進めており、LAN配線につきましては約7割の学校の整備が完了したところです。  また、GIGAスクール構想の推進は全国一斉に進められているため、整備に必要な全ての機器等がそろうのが令和3年1月ごろになる予定であり、納品後、順次設置する予定としております。  学習者用端末の納品時期は、今議会で承認をいただきましたら、契約等の手続、端末の確保、その後、全ての端末に対して初期設定としてログイン情報セキュリティ情報、ソフトウエアに加え新たに構築するインターネット接続などの設定作業を経て、各動作テストを行った上での納品配付となります。  こうしたことから初期設定を終えた端末を配付できるのは、2月ごろになると想定しております。完了までの間、緊急時対応につきましては、既に各校に整備しておりますパソコン教室端末等を活用することとしております。  また、実際の授業で効果的に活用するためには、児童・生徒のパソコン操作指導パソコンを活用した授業教材の作成も含め、教員の先生方の試行期間を置くことも重要かつ必要であり、新年度スタート時には円滑に授業で活用できるよう、学習環境全体の整備を可能な限り早期にかつ着実に完了できるよう鋭意進めているところでございます。 ○大西康弘 副委員長  ありがとうございます。無線LAN整備等約6900台の端末の設定作業にこれだけの期間が必要になるっていうことは理解できました。本事業、全国一斉に前倒しスタートしたために学校や各家庭のネットワーク整備の遅延や端末の不足などでクラス全員オンライン授業にきちんと参加できないために、導入にまでつながっていない自治体も多くあると聞いています。  急な前倒しにより教育現場では準備不足の中、オンライン授業推進を求められていることは理解できますが、授業の遅延や子どもたち学力低下を防ぐためにも、着実に、そしてできるだけ早期に整備していただきますようお願いいたしまして、質疑を終わらせていただきます。よろしくお願いします。 ○森博孝 委員長  ほかに質疑はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより議案第61号を採決いたします。  本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。  よって議案第61号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 ──────────────────────────────────── ○森博孝 委員長  次に、議案第66号、門真市附属機関に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  直ちに本件に対する質疑に入ります。後藤委員。 ◆後藤太平 委員  それでは、子ども未来応援プログラム事業を実施する委託事業者を選定するために、選定委員会を設置すると聞いておりますが、この子ども未来応援プログラム事業内容等について教えてください。 ◎美馬 こども政策課長  子ども未来応援プログラム事業につきましては、今次定例会一般会計補正予算第9号の中に盛り込んでいる、家庭でもない、学校でもない気軽に立ち寄れて、ほっとできる公民連携子どもの居場所、子どもLOBBYで実施する事業の中の一つであり、主な事業内容としましては大きく二つあります。  一つ目は、子どもたちが将来自立して社会で活躍できる力を育むことを目的として、子どもたちに地域の大人との交流の場を提供し、挨拶やマナーといった社会性を習得させる取り組みや、学習習慣が身についていない子どもたちに対する支援などを行うとともに、その中で気になる子どもを見つけた場合には、子ども未来応援ネットワーク事業と連携することで必要な支援につなげることを実施します。  二つ目は、子どもの非認知能力を向上させる子育て方法等の講座を開催します。特に効果が期待できる就学前児童・小学校学年児童を持つ保護者保育園認定こども園及び放課後児童クラブ関係者など、子どもたちの育ちに深いかかわりを持つ子育て支援関係者に受講していただき、非認知能力を向上させることの大切さを認識していただいた上で、家庭や保育施設等においてその内容に沿った子育て等を実践していただくことで、子どもの非認知能力を向上させることを目指すこととしております。 ◆後藤太平 委員  本年第1回の定例会代表質問において、私ども公明党より地域全体で子どもを育てる取り組みについて質問をさせていただきましたところ、非認知能力の育成のため幼少期等における家庭教育の向上について取り組みを進めるとの答弁をいただいておりました。  その非認知能力の向上に対する取り組み子ども未来応援プログラム事業の一環として実施するとの説明が今ありましたが、非認知能力とは具体的にどういったものなのか教えてください。 ◎美馬 こども政策課長  非認知能力とは、忍耐力社会性感情コントロールといった個人的な性格的スキルのことで、多種多様な社会の中で生きていくために必要な数値化できない能力と言われております。この非認知能力が高い人は、初めは知識不足であったり経験不足であったりしても、周囲の意見を聞き入れて学ぶ意欲を持ち続け、次第にできなかったこともできるようになり将来の所得やキャリアの成功にも影響するとされております。  特に、幼少期に非認知能力を高める教育を受けると成人後もその効果が続き、社会的な成功や健全な生活につながり、結果的には貧しい家庭状況の中で育った子どもたちの貧困の連鎖を断ち切ることもできるものと考えられております。
     この効果については、アメリカで行われたペリー就学前計画において科学的なエビデンスが示されており、文部科学省及び大阪府もこの効果を重視し、積極的に非認知能力の向上を推し進めています。 ◆後藤太平 委員  子ども未来応援プログラム事業の内容や特に非認知能力についてはよくわかりました。非認知能力は国や府も重視しているとのことでしたが、これからの未来を生き抜く子どもたちにとって、とても大事な取り組みだと思いますし、門真市が先進的に実施することは大変いいことだというふうにも思っておりますので、今後しっかりと頑張っていただきたいと思います。  最後に、子ども未来応援プログラム事業に係る委託事業者の選定について、この選定委員の構成や選定方法を教えてください。 ◎美馬 こども政策課長  子ども未来応援プログラム事業委託事業者選定委員会委員構成は、学識経験者2名、市民団体を代表する者1名、本市の職員2名となり、選定方法プロポーザル方式での選定となります。 ○森博孝 委員長  ほかに質疑はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより議案第66号を採決いたします。  本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。  よって議案第66号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 ──────────────────────────────────── ○森博孝 委員長  次に、議案第69号、門真市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  直ちに本件に対する質疑に入ります。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより議案第69号を採決いたします。  本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。  よって議案第69号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 ──────────────────────────────────── ○森博孝 委員長  次に、議案第70号、門真市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  直ちに本件に対する質疑に入ります。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより議案第70号を採決いたします。  本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。  よって議案第70号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 ──────────────────────────────────── ○森博孝 委員長  次に、議案第71号、門真市立保育所条例の一部改正についてを議題といたします。  直ちに本件に対する質疑に入ります。後藤委員。 ◆後藤太平 委員  門真市立保育所条例の一部改正についてお伺いします。  浜町保育園につきましては、この間、紆余曲折があり、園児、保護者の皆様には先行きが見えない中で不安な思いを募らせていたと思われます。そこで、浜町保育園の位置の変更及び項目の削除について、その内容、経緯等を説明してください。 ◎美馬 こども政策課長  第1条の改正は、本年度中に本園舎を取り壊し撤去いたしますことから、浜町保育園の位置を本園舎から現在の仮設園舎に住所の変更を行うものです。  第2条の改正は、本市における今後の著しい就学前児童人口の減少やそれによる複数の保育所等の運営への影響を踏まえ、本年7月に策定した門真市立浜町保育園の廃園に向けた調整計画に基づき、実施予定の在園児が卒業するまでの保育環境の確保策の一つである公共施設を一部改修し、活用する施設での保育が終了する令和7年3月末日をもって廃園したいと考えておりますことから、令和7年4月1日で浜町保育園の項目を削除するものです。 ◆後藤太平 委員  今の答弁にもありました門真市立浜町保育園の廃園に向けた調整計画について、その内容を教えてください。 ◎美馬 こども政策課長  調整計画では、浜町保育園仮設園舎利用期限後に在園児が保育を受けることのできる環境を確保するため、近隣の民間保育所認定こども園等への転園、もしくは公共施設を一部改修し活用する施設での保育を方策として進め、保護者には二つの方策のいずれかを選択していただくことになることや、浜町保育園を令和7年3月末日をもって廃園とすること、また、移転及び廃園手続等スケジュールについて記載しております。 ◆後藤太平 委員  そもそも浜町保育園は、耐震化工事をするために今の仮園舎に移りました。ところが耐震化工事にかかり始めてみると耐震化工事ができないということが判明いたしました。残る手段は新園舎の建設か廃園かという二択になりました。  公明党市会議員団保護者の皆さんから、どうなってんねん、何とかしてほしいという切実な訴えをお聞きしておりましたので、この間の保護者の皆さんの御意見も重々承知しているところであります。  そこで、この調整計画策定後、浜町保育園保護者調整計画を配付されたと思いますが、保護者の皆さんの反応はどんなものであったでしょうか。  また、ホームページで公表されておりますけれども、市民の皆さんからの反応はどうであったか、あわせて教えてください。 ◎美馬 こども政策課長  調整計画につきましては、8月6日に浜町保育園在園児全保護者に配付しました。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、質問等については電話での問い合わせを基本としましたが、直接の説明や質疑応答を希望される保護者のために、8月21日、8月23日の2日間を保護者説明会として設定しました。その結果、電話での問い合わせ0件、説明会参加者については8月21日0人、8月23日1人でございました。  調整計画策定に至るまでにも在園児の御自宅へ訪問するなど、さまざまな手法により市の考え方を説明してまいりましたので、一定御理解をいただいていると考えております。  また、調整計画に対する市民からの御意見や御質問も現在のところいただいておりません。 ◆後藤太平 委員  ありがとうございました。確かに保護者等からの問い合わせがほとんどなかったことなどからすれば、御理解を一定いただいているものではないかというふうに思われます。当初保護者の方からは、市の言うことは信用できないということを聞いておりましたし、担当課からも説明会を開いても収拾がつかないほどの混乱を来していると聞いておりました。そんな中、担当課と保護者の重立った方たちとの納得のいくまでの話をしていただいたからこそ、御理解をいただけたものだと思っております。  それでは、今後のスケジュールを教えてください。 ◎美馬 こども政策課長  9月の中旬から下旬にかけて再度保護者説明会を開催し、詳細について説明した後、転園もしくは公共施設を改修した施設での保育の二つの方策から、どちらかを選択していただく最終的な意向調査を実施する予定としております。その後、転園を希望される方につきましては、10月より優先的な利用調整の上、転園していただく予定としておりますが、これまでの定例会等でも申し上げてまいりましたように、引き続き園児や保護者に寄り添った対応をしてまいりたいと考えております。 ○森博孝 委員長  ほかに質疑はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより議案第71号を採決いたします。  本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。  よって議案第71号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 ──────────────────────────────────── ○森博孝 委員長  次に、議案第72号、令和2年度門真市一般会計補正予算(第9号)中、所管事項を議題といたします。  直ちに本件に対する質疑に入ります。坂本大次郎委員。 ◆坂本大次郎 委員  議案書135ページ、137ページ、産後ママ育児パパ応援給付金給付事業(新型コロナ対策)についてお伺いいたします。  5月25日に緊急事態宣言が解除され約100日が過ぎましたが、大都市圏を中心に感染者数は再び増加し、市民生活に大きな影響を与え続けています。この新型コロナウイルス感染症対策として、国においてさまざまな対策がとられている中、4月15日付で公明党議員団より、また、17日付で市議会議員全議員連名により、市長宛てに要望書を提出し、おうち時間応援給付金給付事業等の市独自施策を実施していただきました。  また、6月12日に国の第2次補正予算が成立し、門真市でもこの予算を活用し、市民の安心・安全を守る施策が求められる中、公明党として市長に対し、7月13日付で新型コロナウイルス感染症対策の緊急政策要望書を提出させていただいたところです。  今回の一般会計補正予算(第9号)の中に産後ママ育児パパ応援給付金給付事業が盛り込まれておりますが、これまでの我が党の要望を踏まえていただいたものの一つとして理解しております。市の対応としては一定評価できるものと考えますが、この事業の主な内容について教えてください。 ◎美馬 こども政策課長  産後ママ育児パパ応援給付金給付事業は、新型コロナウイルス感染症の影響により精神的及び経済的負担の大きい中で妊娠・出産を迎え、乳児を抱える子育て世帯を支援するため、令和2年5月1日から令和3年3月31日までの間に出生した乳児であって、令和2年9月30日または申請日時点において、門真市に住民登録がある乳児に対し、1人1万円を給付するものです。 ◆坂本大次郎 委員  対象者が令和2年5月1日から令和3年3月31日までの間に出生した乳児となっていますが、この期間に生まれた乳児が対象となる理由と対象者数を教えてください。 ◎美馬 こども政策課長  さきに実施しましたおうち時間応援給付金においては、対象者を令和2年4月30日時点で、門真市に住民登録がある0歳から中学生までの児童としておりましたので、それ以後に出生した乳児に対し、給付金を給付するものです。対象者数については、およそ700人と見込んでおります。 ◆坂本大次郎 委員  産後ママ育児パパ応援給付金給付事業を実施するに当たり、スケジュールや申請方法等について教えてください。 ◎美馬 こども政策課長  今次定例会で可決いただきましたら、10月上旬にホームページ等で周知を行うとともに対象者へお知らせを通知する予定でございます。  9月30日時点で門真市に住民登録があり、児童手当を受給している世帯につきましては申請の必要はなく、10月下旬ごろより順次、児童手当の振り込み口座へ給付金を支給する予定としております。  また、公務員及び10月1日以降に出生した乳児がいる世帯につきましては、振り込み口座を把握する必要があるため申請を行っていただき、11月中旬ごろから順次支給する予定でございます。 ○森博孝 委員長  お待たせいたしました、坂本拓哉委員。 ◆坂本拓哉 委員  大阪維新の会緑風議員団、坂本拓哉でございます。令和2年度門真市一般会計補正予算第9号について数点お伺いいたします。よろしくお願いいたします。  まず、議案書131ページ、公民連携子どもの居場所事業(子どもLOBBY)についてお伺いいたします。  先ほど公明党、後藤委員より子どもLOBBYで実施される子ども未来応援プログラム事業の内容、とりわけ非認知能力についての質疑や御説明がありました。この非認知能力につきましては、おととしの平成30年第3回定例会におきまして、我が会派の大倉議員のほうから質問されておられ、この取り組みの必要性、重要性を認識していただいた形なのかなと思っております。  では、この子どもLOBBYを設置しようとする経緯などお教えください。 ◎美馬 こども政策課長  子どもLOBBYを設置しようとするに至った経緯についてでありますが、令和元年11月に子ども未来応援ネットワーク事業の一環として、子どもの貧困対策を企業等との公民連携で推し進めるために、子どもを真ん中においたネットワークフォーラムを開催しました。その際に参加していた大阪府公民戦略連携デスクより、エイチ・ツー・オーリテイリング株式会社を紹介され、同社よりイズミヤ門真店3階の空きスペースを無償で提供するので、そこで子どものための取り組みを実施できないかとの提案を受け、大阪府及び同社の子会社である株式会社エイチ・ツー・オー商業開発も含めて協議を進めた結果、子どもLOBBYを設置したいとの考えに至ったところです。 ◆坂本拓哉 委員  ありがとうございます。では、子どもLOBBYをイズミヤ門真店の3階に設置する予定との御説明がありました。この子どもLOBBYの開始時期や同所に設置するメリットなどがあれば教えてください。 ◎美馬 こども政策課長  子どもLOBBYの開始時期については、令和3年4月1日を予定しております。  メリットとしましては、株式会社海洋堂が同所に海洋堂ホビーランドを開設する予定としており、同社と連携したさまざまなイベントの開催や子どもLOBBYの効率的な情報発信が実施できるものと期待しております。その連携の一例としましては、フィギュア製作、色塗り体験、職業体験などを想定しており、子どもたちの非認知能力の一つである創造性や忍耐力を伸ばすことにもつながるものと考えております。 ◆坂本拓哉 委員  ありがとうございます。門真市が誇る世界で屈指の造形技術を有する株式会社海洋堂と連携をとりながら、子どもたちにいろいろな体験や経験をしてもらうことで、子どもたちの非認知能力の向上を図る取り組みを行うことは門真市の魅力向上にもつながることであり、実現できれば非常に楽しみなことだと思っております。  次に、公民連携子どもの居場所事業となっておりますが、今お聞きしておる企業以外との連携はあるのでしょうか。  また、あればどういう連携を考えておられますか、お聞かせください。 ◎美馬 こども政策課長  現在、株式会社エイチ・ツー・オー商業開発、株式会社海洋堂以外に公民連携を検討している企業は数社あります。イケア・ジャパン株式会社においては、子どもLOBBYの室内の配色から家具のレイアウトなど、デザイン及びそれらに使われる家具やインテリア雑貨を無償で提供していただく方向で一定了解を得ております。  また、ダイドードリンコ株式会社においては、子どもLOBBYの室内において、紙芝居形式で行う自動販売機の歴史授業や実際の自動販売機にドリンクを補充する体験などの自販機体験授業を無料で開催していただくよう協議を進めております。 ◆坂本拓哉 委員  ありがとうございます。この門真市でその数々の名立たる企業にこうして協賛いただけることは、本当にすごいことだと思っております。聞く人を本当にわくわくさせる取り組みだと改めて感じました。  幅広い世代の方にお越しいただいて、単純にミュージアムとして楽しんでいただいたり、先ほどの御答弁にもありました非認知能力の向上はもちろん、貧困を初め、さまざまな面でフォローが必要な児童の早期発見にもつながることにも御期待申し上げます。  ぜひとも数年間という期限つきかもしれませんけれども、終了後も同様もしくはそれ以上の規模の取り組みを行えるよう、効果を出せるよう御尽力お願いいたします。  続きまして、議案書159ページ、GIGAスクール構想推進事業についてお伺いいたします。  学習者用端末がグーグル社のChromebookに指定された経緯についてお聞かせください。 ◎渡辺 教育企画課長  学習者用端末のOSにつきましては、文部科学省の標準仕様書により、Windows、iOS、Chromeの3OSが提示されており、さまざまな視点で比較検討を重ねてまいりました。その結果、Chromebookの採用に至った主な理由は4点です。  1点目は授業での活用のしやすさです。端末の価格は4万5000円程度と国より示されており、金額相当のスペックを搭載した各OSモデルを比較したところ、Chromebookは教育機関での活用、クラウドコンピューティング利用を前提に設計された端末であり、OS自体が軽く、起動から7秒で利用可能となるなど、限られた授業時間の中で軽快に動作することが期待できます。  2点目は管理のしやすさです。アカウント管理や端末の設定の仕組みが簡易な上、クラウド上で一括管理できるため、端末1台1台を管理、制御するためのプログラム構築や設定作業が不要であること、クラウド上で常に高いセキュリティを保つことができることから、別途サーバーやOSのアップデート制御の仕組みなども不要になり、導入後の運用管理を簡素化することが期待できます。  3点目は維持管理に係るコストの低減です。授業支援ツール、G Suite for Educationや管理のコンソール、教員への導入研修が無償の上、端末制御の仕組みやサーバー構築、運用管理が不要となることから、運用管理に係る教員や教育委員会の人的コスト、また、維持管理に係る財政コストを大幅に軽減することが期待できます。  4点目に今年度中の端末確保が見込めたことです。全国一斉の整備やコロナ禍におけるサプライチェーンリスク等を事前に把握し、確実に約7000台の端末を確保するため、販売業者等に対し今年度中の納品の可能性等を調査するためのRFI(リクエスト・フォー・インフォメーション)を実施した結果、Chromebookは端末確保の点から確実性が高いと判断いたしました。  こうした観点をもとに教育委員会で協議を重ね、大阪府が、G Suite for Educationの活用を促進するという情報も勘案し、Chromebookを採用することといたしました。 ◆坂本拓哉 委員  ありがとうございます。前回の定例会におきまして、私のほうからもグーグル社のG Suite for Educationの活用を質問させていただきましたので、それを活用していただけることは本当に何よりかなと思っております。導入される前の現場の教職員の皆様の研修等、日々の業務にプラスされる形となり多忙をきわめる中で、恐縮ではございますけれども、今後も重要となってまいりますので、ぜひとも今後もですね、大阪府の動向を見ていただきながら、門真市のGIGAスクール構想推進に御尽力いただきますようお願いいたします。  続きまして、議案書、こちらも159ページ、教育課程事業(新型コロナ対策)に係る歳出予算の追加についてお聞きいたします。
     デジタル教科書についてお聞きいたします。  現在、小・中学校に導入している指導者用のデジタル教科書につきまして、活用することで子どもたちや教員の皆様にとってはどのようなメリットがあるのかお聞かせください。 ◎植原 学校教育課参事兼門真市教育センター長  指導者用デジタル教科書は学習内容に関連する事柄に対して、静止画や動画等で実際の映像を映し出すことができるため、子どもたちにとっては文字面だけでなく、具体的に視覚や聴覚で捉えることができるという利点がございます。  具体的な例を挙げますと、英語科では音声や発音の仕方を正しく学べます。国語科では教科書紙面の読み上げや一文ずつ文字を強調すること。  また、算数科、数学科では立体図形などを回転させるなど自由に動かすことができ、思考の整理に活用することができます。理科では血液の流れなど動きがイメージしにくい場面ではアニメーションを活用することもできます。  このようにデジタル教科書の活用により充実した授業のサポートが可能となり、教員にとっても1時間の授業の中で、より子どもの思考力や判断力を育成しつつ、理解につなげることができます。加えて、これまで教員が工夫して活用してきたさまざまなツールがデジタル教科書にまとめられているので、教材作成や授業準備にかかる時間の短縮も図れ、子どもたちと向き合う時間の創出にも資するものと考えております。  ただし、異なるページを見比べたり、書き込んだりするスピードは紙の教科書にかなわないことなどもあり、デジタル教科書と紙の教科書をどのように併用することが子どもたちにとって最適の学びを保障することになるか、しっかりと検証してまいりたいと考えております。 ◆坂本拓哉 委員  御答弁ありがとうございます。メリットのみならずデメリットも考えられる。詳しく教えていただき本当にありがとうございます。デジタル教科書を活用することによる効果と期待についてはよくわかりました。期待どおりの効果が出てですね、実際に子どもたちの学習の習熟がなされるよう教育委員会としても、引き続き学校を支援していただき、ともにそのような効果が考えられるのであれば、今回は国語、算数の2教科とお聞きしておりますが、喫緊に効果の期待できるほかの教科におきましても、デジタル教科書を導入することも時には必要だと思いますので、今後御検討いただくよう要望いたします。  以上です。 ○森博孝 委員長  大西副委員長。 ○大西康弘 副委員長  自由民主党、大西康弘です。議案第72号、議案書160ページから163ページまでの学校施設営繕事業に係る施設等運営管理業務委託料(費用)の減額分についてお聞きさせていただきます。  本補正予算では、小学校で2716万5000円、中学校では953万5000円の減額がなされております。この減額に関しては各小・中学校の警備を有人警備から機械警備へと変更したために発生したものと理解しております。ただ、事業内容の変更で減額されたとしても、それにより市民サービスが低下しているとすれば、問題があると考えます。今年度より機械警備へと変わり、4カ月程度が過ぎましたが現状をお聞かせください。 ◎十河 教育総務課長  機械警備の導入につきましては、教職員並びに施設利用者等による警備機器の設定並びに解除を行う必要があることから、運営開始時には一定の混乱が生じることも懸念されておりました。しかしながら、運営開始直後は機械警備のかけ忘れや扉のふぐあいなどから発報するなどの事案はありましたものの、ふぐあい等は順次改善を行い、現在では、利用者からも操作に関して支障はないとの御意見もいただいております。  また、機械警備の開始とともに防犯カメラの増設を行ったことにより、事案発生時の事実確認はもとより、視覚的にも抑止力の向上に効果を発揮していると考えております。加えて7月からは社会教育団体による施設利用も再開されておりますが、現時点で大きな混乱は生じていないことから、全体的に安定した運営が図られていると考えております。 ○大西康弘 副委員長  ありがとうございます。今のところ大きな混乱もなく、運営上の改善も順次行われているということで安心しました。現状のコロナ禍では、もしものときの警備人材の確保など有人警備の問題点はあると考えます。機械警備への変更は、新しい生活様式で求められる接触の機会の減少などにも役立つものと思います。今後もカメラやロボットの導入などの改善を重ねながら、児童・生徒やその御家族、地域の皆様の安心・安全を守るべく整備、運営していただきますようお願いいたしまして質疑を終わらせていただきます。 ○森博孝 委員長  ほかに質疑はありませんか。後藤委員。 ◆後藤太平 委員  議案書137ページの公立園最適化検討事業の転園準備給付金についてお伺いします。  この転園準備給付金とはどんなものなのか、内容についてお聞かせください。 ◎美馬 こども政策課長  これまでの定例会等でも御説明させていただいたとおり、浜町保育園仮設園舎利用期限後に在園児が保育を受けることのできる環境を確保するための一つの方策として、近隣の民間保育園民間保育所認定こども園等の希望する転園先への優先的な入所を実施したいと考えております。  対象となる在園児のうち、令和2年度現在、1歳児から3歳児クラスまでの在園児に対し、転園に係る経済的負担を軽減するため本来必要となる予定でなかった入園料、制服代などの初期費用等の補償として転園準備給付金を支給するものです。 ◆後藤太平 委員  それでは、この転園準備給付金66万円の内訳について教えてください。 ◎美馬 こども政策課長  令和2年5月下旬に今後の市の基本的な対応の方向性を見きわめるために実施した意向調査の結果、転園希望者は11名であり、その内訳は1歳児2人、2歳児3人、3歳児6人でございました。具体的な金額については、負担が一番大きい園に転園したと仮定して、1歳児、2歳児については1人3万円、3歳児については1人8万5000円を見込んでおり、合計66万円を計上させていただいております。 ○森博孝 委員長  ほかに質疑はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより議案第72号中、所管事項を採決いたします。  本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。  よって議案第72号中、所管事項は原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上をもって付託議案の審査は終了いたしました。 ──────────────────────────────────── ○森博孝 委員長  次に、所管事項に対する質問の通告がありますので、まず、大西副委員長の発言を許可します。大西副委員長。 ○大西康弘 副委員長  自由民主党、大西です。私からは「学びの保障」総合対策パッケージについてお聞きしたいと思います。  文部科学省より令和2年6月5日に新型コロナウイルス感染症対策に伴う児童生徒の「学びの保障」総合対策パッケージが公表されました。子どもたちの学びを最大限に保障するための教員加配や学習指導員の追加配置などの人的体制の整備や物的体制の整備、そのための経費支援などが盛り込まれております。  このうちの人的体制の整備について、本市ではどのような整備がなされたのか現状をお聞かせください。 ◎川谷 学校教育課参事  本市における人的体制の緊急整備でございますが、現在、府の補助金を活用し、授業や補習等の学習補助を行う学習支援員の全校配置を進めるとともに、学校サポートスタッフについては未配置校への追加配置を進めております。  また、府から少人数授業実施のための加配教員4名を追加していただき、配置を進めております。 ○大西康弘 副委員長  ありがとうございます。この「学びの保障」総合対策パッケージでは、人的体制の整備について教員加配や学習指導員の追加配置、スクール・サポート・スタッフの追加配置やSC(スクールカウンセラー)やSSW(スクールソーシャルワーカー)の追加配置などが示されており、その人材の確保のためには退職教員や学習塾の講師、大学生なども雇用するという形で示されております。本市におきましては、これら人的確保についてどのように行っているのかお聞かせください。 ◎川谷 学校教育課参事  人的確保の方法につきまして、全国的に人材が不足しており、本市においても教員免許の有無にかかわらず、その確保が非常に厳しい状況にございますが、本市ホームページで募集を行うとともに、文部科学省の人材バンクの活用、本市で活動している大学生ボランティアや教育実習生、退職教員への声かけ、また、非常勤会計年度任用職員の時間の積み増しなど、さまざまな策を講じながら人的確保に努めております。  現在、学習支援員や加配教員につきましては未配置の学校もありますので、引き続き人的確保に努めてまいります。 ○大西康弘 副委員長  ありがとうございます。本市でもあらゆる手段を使って対策をしていただいているようですが、先ほど後藤委員の所感の中にもありましたように、まだ十分というまでにはなっていないというふうに感じております。感染症対策を講じながら、学校教育ならではの学びを大事にし、教育活動を行い、子どもたちの健やかな学びを最大限保障できますよう、国の支援策をしっかりと活用していただき、ICT活用によるオンライン学習と並行して、学校現場が疲弊しないように人的体制の整備をより一層行っていただきますようお願いいたしまして、所管質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 ○森博孝 委員長  次に、坂本拓哉委員の発言を許可します。坂本委員。 ◆坂本拓哉 委員  大阪維新の会緑風議員団、坂本拓哉です。私からは上野口小学校のトイレ改修についてお伺いいたします。よろしくお願いします。  まず、門真市の小・中学校のトイレ改修については、これまで順次進めてこられておるとのことですが、改修を行う対象校の選定はどのように決めておられるのかお聞かせください。 ◎十河 教育総務課長  改修対象校の選定につきましては、原則、築年数が古い学校から1系統ずつ順に改修を行っていくことを基本としております。しかしながら、排水管や給水管の著しい劣化による漏水等で応急措置では対応できず、抜本的な改修が必要な施設につきましては、築年数にかかわらず優先的に改修を行っている場合もございます。 ◆坂本拓哉 委員  ありがとうございます。では、今後の改修に関しましては、どのようにお考えなのか、お聞かせください。 ◎十河 教育総務課長  学校のトイレ改修につきましては、保護者並びに学校関係者からも洋式化を含めた多くの御要望をいただいているところでございます。教育委員会といたしましても、まずは児童・生徒に対する快適な教育環境を提供する上で、洋式化を含むトイレ改修は喫緊の課題であると考えておりますことから、引き続き国の交付金等を積極的に活用し、改修の優先度の高い学校から順次計画的に進めてまいりたいと考えております。 ◆坂本拓哉 委員  ありがとうございます。では、今おっしゃっていただきました築年数が古い学校からという原則に基づいて、今進められている中で、いまだ改修されておりません上野口小学校のトイレについてお伺いいたします。  地元の方からのお声をお聞きしまして、上野口小学校のトイレ、どのような状態であるか、私、実際見てまいりました。男子用小便器に関しましては、身長が低い児童用に一部新しくつくられた物がございましたが、大便器に関しましては、各階のトイレに一つずつウォシュレットがない洋式の物があり、そのほかは全て和式でした。  私も18年前まで通っておりまして、記憶もまだ新しいほうなんですけれども、単純に汚いっていうのもありますし、においに関しましても、お伺いした当日かなりの猛暑だったっていうのもあるんですけれども、掃除された後にお伺いしたんですけれども結構においがしました。少し、先ほども申し上げましたとおり、改善していただいているものの18年前とほぼほぼ一緒でした。私自身は懐かしさ感じましたけれども、自宅では洋式かつウォシュレット完備がスタンダードになりつつある昨今、今通っておられる児童からすれば、劣悪な環境にほかありません。  これは上野口小学校に限った話ではございませんけれども、勉強したくともトイレが汚いから、そもそも学校に行きたくないという児童・生徒がたくさんいるという、本末転倒な状況でございます。  それに加えまして、上野口小学校では、1階にですね、教職員用のトイレがありまして、男子用、女子用、隣同士つながっております。換気扇が男子用にはなく、女子用のほうにしかないんですけれども、そのためトイレ同士の境となる壁の上部にですね、換気口としての性能を備えた木製のガラリを設置しておられます。  その構造自体に問題はないんですけれども、台か何かを置いてですね、その上からのぞけば、男子トイレからその女子トイレが見える状態になっているんです。私も身長が高いほうだからというのもあるんですけれども、背伸びしたらぎりぎり見える、女子トイレが見えました。もちろん女子トイレ誰もいない状態で見たんですけれども。  また、ガラリを通じてですね、室内の声や音も互いに筒抜けであり、プライバシー面において、かなり難があると感じました。  教職員用トイレにつきましては、門真市教育委員会に上野口小学校から塞ぐなり、何とか対処してほしい旨の要請も来ているとのことですけれども、児童・生徒用のトイレの改修の件も含め、教育委員会の目途といいますか御見解お聞かせください。 ◎十河 教育総務課長  先ほど御答弁いたしましたとおり、まずは、児童・生徒用のトイレ改修が喫緊の課題と考えておりますことから、引き続き国の交付金等を積極的に活用し、計画的に進めてまいりたいと考えております。  また、御指摘いただいております教職員用トイレにつきましては、修繕可能な範囲で対応してまいりたいと考えております。 ◆坂本拓哉 委員  御答弁ありがとうございます。このコロナ禍の中で児童・生徒はもちろん、現場の教職員の方も例年以上に肉体的、精神的に疲弊されておられる中で、できる限りのフォローを行っていただきたく思っております。  児童トイレに関しましては、次年度ぜひ国の交付金等を活用していただけたらなと思っております。教職員トイレに関しましても、御配慮いただけるということでよろしくお願いいたします。  今回トイレについてお聞きいたしましたが、上野口小学校につきましては、校舎の構造上、日が上ってから日が落ちるまでずっと効率よく日差しが当たる校舎でして、この夏8月17日から再開されましたけれども、室温が物すごく熱くなりまして、先生が校舎に着き次第エアコンをもちろん入れるんですけれども、エアコンの老朽化による性能低下も合わさり、児童が登校しても室内温度が30度を切らない状態が続いていて、本来、午後からも授業があるにもかかわらず校長先生の御判断で午前で授業を打ち切った日もあったとお聞きしております。  ことしの6月の補正予算で冷感タオルの導入等さまざまな取り組みを行っていただきましたが、夏場におきましては体力も未発達な幼い児童・生徒が通うには、まだまだ劣悪な環境であることもわかりました。  今後、夏も過ぎて、涼しくなってまいりますが、来年には、また、ことしと同様、下手したらさらに暑い日々が来るかもしれません。ぜひともですね、今後もトイレ改修を筆頭に校内環境の改善に、より一層注力していただきますよう要望いたしまして私からの質問を終わります。ありがとうございました。 ○森博孝 委員長  以上で通告による質問は終わりました。  これをもって所管事項に対する質問を終了いたします。  以上をもって本委員会の審査は全部終了いたしました。  慎重かつ熱心に御審査賜り、まことにありがとうございました。  閉会に当たり下治副市長の御挨拶があります。 ◎下治 副市長  閉会に当たりまして、一言御礼を申し上げます。  委員各位には熱心かつ慎重に御審査を賜り、お願い申し上げました案件につきまして全て原案どおり御決定を賜り、心より御礼を申し上げます。  この後、本会議におきましても原案どおり御決定をいただき、今後とも皆様方の温かい御支援を賜りますようお願いを申し上げまして、まことに簡単ではございますが、閉会の御挨拶とさせていただきます。  本日はどうもありがとうございました。 ○森博孝 委員長  これをもって本委員会を終了いたします。  午前11時6分閉会                                 以  上                            文教こども常任委員会                            委員長 森   博 孝...